
「お店の看板を作りたいけれど、どの種類を選べばいいか分からない」というご相談は、岐阜の看板屋としてよくお受けします。実は看板には50種類以上のバリエーションがあり、設置方法・光らせ方・用途の3つの軸で整理すると、一気に選びやすくなります。この記事では看板の基本分類を一通り押さえた上で、業種や立地ごとに最適な看板タイプをご紹介します。可児市や高山市で店舗を構える方はもちろん、これから開業を考えている方にも役立つ内容です。
◇まず知っておきたい「設置方法」で分類する看板の種類
看板を分類するときの基本は、どこにどう設置するかという視点です。同じ店舗名を表示する看板でも、建物の壁に貼るのか地面に立てるのかで、費用も視認効果もまったく変わってきます。
◎自立する「独立型」看板のラインナップ
建物とは切り離して、地面に単独で設置する看板のグループです。視認距離を稼げるため、郊外店舗やロードサイド店で活躍します。設置には基礎工事が必要なため、初期コストは高くなりがちですが、耐用年数が長く広告効果も持続します。
* ポール看板:高さ5〜10メートルの支柱に掲げる大型看板です。国道21号線沿いのロードサイド店で多用され、走行車から300m手前でも店舗の存在を知らせられる視認性が魅力です。
* 自立看板(野立て看板):地面から立ち上がる中型タイプで、駐車場の入口表示や店舗案内に最適です。高さ2〜3メートルで圧迫感が少なく、住宅街に近い立地でも景観を損ないにくい特長があります。
* モニュメント看板:石材やレンガで作る重厚なタイプです。結婚式場やクリニックのエントランスで好まれ、一度設置すれば10年以上風化しない耐久性と、ブランド格を底上げする効果が期待できます。
◎建物に取り付ける「付帯型」看板のラインナップ
建物の外壁や屋上を活用するタイプで、テナントビルや商店街の店舗によく使われています。独立型と比べて基礎工事が不要なぶん、初期費用を抑えやすいのが利点です。
* 壁面看板(ファサード看板):外壁全体に情報を載せる基本形で、可児市内のテナントビルで最も多く見かけるタイプです。間口いっぱいに展開できるため、店舗の「顔」として第一印象を決定づけます。
* 突出看板(袖看板):建物の側面から突き出る形で、歩道を歩く人の視線を真横から誘導できます。商店街で競合店が並ぶ立地ほど、突出看板の有無で通行人の気づき率が変わります。
* 屋上看板:建物の屋上に設置する大型看板で、遠方からの視認性を重視する飲食店で採用されます。ただし強風対策や構造計算が必須となり、設計段階から専門業者との連携が欠かせません。
◎可搬・一時設置タイプの看板
毎日の営業時間だけ出して閉店後に仕舞える、柔軟なタイプです。常設の看板と組み合わせることで、店舗の情報発信力を一段引き上げられます。
* A型看板(スタンド看板):折りたたみ式の可搬看板で、テナント路面店の定番です。両面表示でき、本日のメニューやキャンペーンを毎日書き換えられる手軽さが人気の理由となっています。
* のぼり:布地に印刷した簡易看板で、セールやイベント時の訴求に向いています。1本3,000円前後から作れるため、季節ごとに差し替えて店頭に変化を出したい飲食店や小売店に重宝されます。
* 電飾スタンド看板:夜営業する飲食店で、店頭にメニュー写真を光らせて置くタイプです。コンセント接続で内部のLEDが発光し、暗い時間帯でも通行人の足を止める訴求力を発揮します。

◇「光らせ方」で分類する看板の種類
夜間の視認性は、来店動機を左右する決定的な要素となります。岐阜県内でも高山市の観光エリアや可児市の夜間営業店では、光る看板の有無で集客が2倍以上変わるケースもあります。光源の有無と方式で、看板は大きく3つに分けられます。
◎光らせない「非電飾」タイプ
電源を引かず、印刷や塗装だけで仕上げる最もシンプルな構成です。電気工事費がかからないため初期コストを抑えられ、日中の営業が中心の業態に適しています。
* アルミ複合板看板:軽量で加工しやすく、費用を抑えたい店舗に向いています。耐候性も高く、岐阜の夏の紫外線や冬の凍結にも10年以上耐える実績があります。
* ステンレス切り文字:高級感があり、士業事務所やブランドショップで選ばれます。文字だけを浮き立たせる立体感が、訪問客に「きちんとした店」という印象を与えます。
* 木製看板:飛騨高山のカフェや旅館で好まれる、地域性を感じさせる質感です。景観条例の厳しいエリアでも許可が下りやすく、観光客の写真撮影スポットにもなります。
◎内側から光らせる「内照式・電飾」タイプ
看板内部に光源を仕込んで、面全体を発光させる従来からある方式です。夜間の視認距離が伸びるため、繁華街や夜間営業店の集客に直結します。
* 内照式ファサード看板:表面がアクリルで、裏から光らせる壁面看板の定番です。看板全面が均一に光るため、店舗名やロゴを夜間でもくっきり浮かび上がらせられます。
* 電飾突出看板:夜の歩行者から遠くまで見える、繁華街向けの仕様です。建物の側面から光を放つため、通りを歩く人が正面を向いていなくても視界に入ります。
* 内照式自立看板:駐車場で夜間も店名を識別させたいロードサイド店に向いています。看板そのものが光るため、街灯のない郊外でも店舗の位置を明示できます。
◎LED・デジタルサイネージの最新タイプ
光源や表示部そのものをデジタル化した、近年シェアが伸びているタイプです。電気代の安さと表現の自由度の高さで、新規開業や改装時に選ばれる機会が増えています。
* LEDチャンネル文字:文字ごとに光らせる洗練された見た目で、電気代も従来の蛍光灯式の約3分の1に抑えられます。夜の発色が鮮やかで、SNS映えする写真の背景にもなります。
* デジタルサイネージ:液晶モニターで動画やキャンペーンを配信でき、表示内容を随時書き換えられます。季節商品や時間帯別メニューの告知に使え、1台で複数の看板役をこなします。
* フルカラーLED電光表示:文字情報を流せるタイプで、自動車販売店や不動産店で採用されています。新着物件やセール情報をリアルタイムで流せるため、情報更新の多い業種で効果を発揮します。
◇店舗の目的別に看板を選ぶコツ
ここまでの分類を踏まえて、業種と立地からベストな組み合わせを考えます。同じ「看板を作りたい」というご相談でも、飲食店と士業事務所では最適解がまったく異なります。
◎飲食店・カフェに合う看板の組み合わせ
メニューや雰囲気を伝える情報量が多いため、複数タイプの併用が基本になります。昼と夜で客層が変わる業態ほど、時間帯別の見え方を意識した選定が成果に直結します。
* 基本構成:壁面看板+電飾A型看板+のぼりの3点セット。可児市や多治見市の郊外店ではこの組み合わせが定番で、通行人・ドライバー・近隣住民の3層に同時にアプローチできます。
* 観光地の店舗:高山市の古い町並みエリアでは、景観条例に配慮した木製や鉄製の非電飾看板が求められます。レトロ感のある手書き風サインが観光客のSNS投稿を呼び込む好例です。
* 夜営業が中心の店:内照式ファサード看板と電飾スタンド看板を組み合わせ、暗い時間帯の存在感を演出します。店の灯りが道路まで届くことで、ふらりと立ち寄る客の心理的ハードルが下がります。
◎美容サロン・クリニック・士業事務所の看板選び
清潔感と信頼感を重視した、落ち着きのあるデザインが好まれる業種群です。派手さよりも「きちんと感」が集客を左右するため、素材と書体選びが特に重要になります。
* 美容サロン:ステンレス切り文字+突出看板で、上品さと視認性を両立させる構成が定番です。白やベージュなど淡色基調にして、サロンの世界観を外観から伝える店舗が増えています。
* クリニック:自立看板に診療科目を並べ、駐車場から遠くても情報が読み取れる配置にします。診療時間と休診日をひと目で把握できるレイアウトは、患者の安心感にもつながります。
* 士業事務所:モニュメント型の自立看板や、刻印風のステンレス看板で堅さを演出します。事務所名と登録番号を併記することで、訪問者に専門性と信頼性を同時に伝えられます。
◎郊外店舗・ロードサイド店舗の看板選び
走行中の車から数秒で認識される必要があり、サイズと配色のセオリーが他と異なります。歩行者向けの繁華街とは設計思想そのものが違うため、専用の設計基準を知っておくことが欠かせません。
* ポール看板優先:国道21号や東海環状道沿いでは、高さ6メートル以上のポール看板が基本です。車高の高い車両や先行車の陰に隠れても、上空から店舗の存在を知らせられます。
* 配色のルール:走行車からは黄色+黒、赤+白の組み合わせが最も視認率が高いとされています。青系や緑系は背景の空や山に溶け込みやすく、郊外店舗では避けたほうが無難です。
* 補助の自立看板:駐車場入口に誘導用の自立看板を設置し、2段階で来店を促す構成が安定します。ポール看板で気づかせ、自立看板で「ここが入口」と確信させる流れが理想的です。
◇まとめ
看板選びで失敗しないコツは、設置方法・光らせ方・業種と立地の3つの軸を順に押さえること——この一点に尽きます。敷地条件で形状を絞り、営業時間帯で電飾の要否を決め、最後に業種と立地で最適解を確定させる。この流れに沿うだけで、数十種類のラインナップが一気に整理できます。岐阜県内には屋外広告物条例や積雪対策など地域特有の論点もあるため、検討の早い段階で地元業者に相談されるのが結局は近道です。当社の施工実績ページには可児市・多治見市・高山市など県内各地の事例を、料金表ページには看板タイプ別の費用目安をまとめておりますので、お店の業態に近い事例から具体的なイメージを膨らませてみてください。
看板のことなら、岐阜県可児市のワンズプランニングにお気軽にご相談ください。






